Yamaha 2004 Annual Report Download - page 6
Download and view the complete annual report
Please find page 6 of the 2004 Yamaha annual report below. You can navigate through the pages in the report by either clicking on the pages listed below, or by using the keyword search tool below to find specific information within the annual report.“ブランド価値をより向上させる
経営を行うことが、結果的に株
主価値の向上につながると考え
ております”
4YAMAHA CORPORATION
当社はピアノ、管楽器を中心とし
たアコースティック楽器から電子・
デジタル楽器までを扱う世界一の
総合楽器メーカーであり、その商品
は一般向けからプロの演奏家向け
まで多岐にわたっております。また
現在、世界中で約70万人(日本で
50万人、海外で20万人)の生徒数
を誇る音楽教室を通じ、さまざま
なかたちで音楽の普及に貢献して
おります。
この本業である楽器事業での収
益性を大幅に高めるため、企画・開
発力やマーケティング力を強化し
て、付加価値ある商品の開発に努
めてまいります。また、今後大きな
成長が期待される中国市場では、
昨年設立した持株会社を中心に音
楽教室の立ち上げなどによるブラ
ンド戦略を進めるとともに、販売・
営業体制を強化してシェアの拡大
を目指します。
同時に、今秋には新
たに設立したピアノとギター工場が
生産を開始してまいります。
もう一つの成長分野として考えて
いる設備音響ビジネスでは、引 き
続きミキサーを中核に周辺機器を
揃えながら、
着実な成長を図ります。
また、国内市場は少子化の影響も
あり、依然として右肩下がりの厳し
い状況にありますが、「アクティブ・
シニア」と呼ばれる団塊の世代層を
対象に、成人向け音楽教室などを
積極的に展開し、
新たな需要の開
拓に挑みます。これらの施策を着
実に実施することに加え、製造改革
をはじめとするコスト削減を図るこ
とで、中期経営計画最終年度にあ
たる2007年3月期では、楽器事業
での営業利益300億円の達成を目
指してまいります。
●独創的な新規商品でブランドを
確立
近年、ブロードバンド時代の到来に
より、楽器や映像とネットワークが
連動した世界がますます広がって
きております。そのような状況の中、
ヤマハブランドの価値を更に高め
ていくためには、商品の付加価値
向上に努めるとともに、当社の総合
力を生かした独創的な新規商品を
発売し、新たな需要を開拓していか
なければならないと考えておりま
す。そのため、今後も引き続き「音」
にこだわった商品や演奏性を追求
した商品の開発に努めるほか、ネッ